新たな手術用機器を導入しました。
超音波メス手術システム(ソノサージ)です。
多くの手術は、糸を使用して血管を結び、そして切断するという行為の繰り返しが必要になります。
この機器は、血管を糸で結紮する(縛る)のではなく、超音波振動を利用して血管をシール(密封)することができます。
そのため、縫合する時間をなくすことにより、手術時間を大幅に短縮することが可能になりました。
その結果、全身麻酔の時間が短くなり、動物達の負担が軽くなります。
このことは、特に麻酔のリスクが高い高齢の動物や重症の動物にとって何よりのメリットと考えられています。
また、縫合も少なくなるので、体内に極力糸を残さない手術を実施するでき、異物反応を予防することができます。